晴れて暑くなりそうな日曜、涼を求めて沢に出かけることに。
この日一日を遊びに費やせるよう、期日前投票を済ませてから計画を立てる。今の気力体力に合わせて、まったりのんびり行程のヒライデ沢に決定。
国道122号 小中橋から折場橋へ向かうが、大滝手前で通行止めとの看板あり。一旦122号へ戻り、沢入から林道に入る。
ヒライデ沢を詰めたあと弓ノ手沢下降を計画していたため、下山地点の八子岩橋に自転車をデポする予定・・・が、しかし。
入渓点の折場橋から八子岩橋まで車で走ってみると結構な距離、しかもだいぶ下る。ということは下山してからチャリでこの坂、登るのー?
「それは嫌。」両者一致であっけなくヒライデ沢遡行→登山道利用で小丸山を経て折場登山口に下山、というスタンダードルートに変更。
折場橋から堰堤を3つ、右岸から巻いて沢に下りる。4つ目の堰堤は小さく、簡単に巻ける。
入渓までのアプローチほぼゼロ。
すぐに、小さいながらも見栄えのする2条滝が現れる。階段状に楽に登れる。
「あー気持ちいい」と、お散歩気分で小滝を越えミニゴルジュを進んだりしていると、なかなか立派な4m滝。
水流右から難なく登れそう、と思ったけれど、めぼしい左手ホールドがなかったのでやめ。左側から簡単に巻ける。
一枚岩だけど、ごつごつざらざらなので滑る心配もなく快適に水流際を登れる。釜の深さは、水量が少ないであろう今回、深いところで大腿から股くらい。
沢の中盤まで、ヒタヒタナメ歩きが楽しめるところがちょいちょい出てくる。渓は深くなく、両岸の尾根は近いところにあるのでなんとも明るい雰囲気の沢。短いけれどナメ床のお散歩は「プチ天国」。
白ではなく、きれいなピンク色の葉になるのはミヤママタタビ。だそうな。
360°撮影に時間をかけるTUを待ち、ただひたすらにぼけーっとする。
沢床から見上げればすぐそこに稜線が見えるところも。
牛や馬でもいそうな、牧場のような風景。
沢の後半は、ゴーロの単調な渓相。ミソサザイの声と往来するカワガラス、苔やきのこに癒されながらゆるゆると歩く。
単調歩きがそろそろ飽きてきた頃、沢もだいぶ狭くなり笹で覆われてくる。
ゆるやかな登りで登山道に出られそうな所を選んで沢から抜ける。
笹の背も低く、藪こぎらしいこともほとんどせず登山道1650mあたりに出る。
下山はよく整備された登山道で。カマボコ型の避難小屋や、賽の河原を経て折場まで約1時間半。
誰もが書いているとおり、シカの数は相当。凛々しい顔で長いことこちらを見ていました。
せっかくだからと、下山後国道まで下り坂の林道数Kmを自転車で疾走するTU。車では追いつけないスピード・・・。
今回は特に難しいところも、危険なところもなく、ロープを出す機会はなし。
お手軽に避暑、帰り道に美味しいうどんと山椒ご飯。楽していいとこ取りして申し訳ないような山行でした。
滑、歩きたいです。癒されたいです。日々にこれといって不満はありませんが、足早に過ぎていく月日が恨めしい。
返信削除あっっっっという間に時間は過ぎますね…。「こんなんでいいのか?私?」なんて考えが浮かばないことが、山に於ける最大の癒しです(^^;)
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