2016/07/17

2016.7.10~11 五色ヶ原

メンバー:MH SH MO TS(清津山の会) CH
コース  :室堂~五色ヶ原
タイム   :7月10日 十日町発3:30~立山駅6:55~室堂8:40~獅子岳13:15
               ~ザラ峠14:30~五色ヶ原山荘15:20
       7月11日  五色ヶ原キャンプ場発4:55~ザラ峠5:30~獅子岳6:40
             ~一の越山荘9:40~雄山10:20~一の越山荘11:30
             ~室堂12:20~立山駅14:00

ブログ初投稿の者です。よろしくお願いします。

“五色ヶ原”
名前がいいですね。
今回のメンバーは全員行ったことがない所だったので、期待に胸をふくらませつつ向かいました。
 ちなみにですが、メンバー中3人が私の家族だったりします…。親子で会員やってます。よろしくお願いします。

まずは立山駅からケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、室堂へ。
気分は観光旅行です。
室堂で降りると、もうすでにお花畑が広がっていました。
さすが花の時期ですね。天気もバッチリで母は「みくりが池行こうよ!」とか「温泉寄ってこーよ!」とかすっかり観光気分。

室堂からまずは浄土山を目指します。
登っている途中で今日の目的地、五色ヶ原山荘が見えました。
しかも、なんだか近そうに見える…道もなだらかそう…
後にわかるのですが、これはトリックです。トリックアートです。
実際に歩いてみると全然近くありませんでしたし、結構起伏もありました。
最後に大下りがありますので、心の準備をしておいてください。

写真中央あたりに小さく小屋が見えます。
浄土山の次は龍王岳、鬼岳、獅子岳と続きます。
強そうな名前ですね~。
ここで本日の難所、鬼岳東面の雪渓です。
今年は小雪のため、アイゼン、ピッケル無しでも歩けましたが、この時期例年であれば一面雪で覆われており、アイゼン、ピッケルはもちろんのこと、雪がガリガリに凍っていても歩ける技術がないと進めないそうです。五色ヶ原山荘の小屋番の方が言っておりました。
この時期に五色ヶ原を目指す際は、残雪の状況を確認してから入った方が良さそうです。

  
 獅子岳山頂を越えると最後の大下りが待っています。
浄土山から見たときにはなぜかなだらかに見えたのですが、近くで見ると結構迫力があります。
というか心が折れそうになります。
獅子岳からの大下り   
ようやく下り終えると、なんということでしょう。そこには登りが…
ですが大丈夫です。この登りは見た目ほど長くはありません!
ザラ峠からの登り
この坂を登り終えると天国が待っていました。
私の写真ではなかなか伝わりませんが、もう一面花だらけ!

五色ヶ原山荘は近くでみると大きい!そしてきれい!
今回はテント泊でしたが、いつか絶対に泊まってみたいと思いました。
ちなみに今年は小雪のため水不足が予想されるそうです。水が無くなり次第営業ができなくなるそうなので、今年行く際はお早めに。
テン場は小屋から10分程下ったところにあります。
テン場も花だらけ。
立派なトイレもありました。あと謎のメッセージも…




今日下ってきた獅子岳がきれいに見えました。
おはようございます。
夕焼けではなく、朝日です。
2日目は下るだけの予定でしたが、少し時間も余ったため雄山に登ってきました。
初めて登ったのですが、とても感動!
神社で安全登山のお祓いもしてもらいました。

雄山からの景色
五色ヶ原に雄山、本当に素晴らしいところでした。
また来年も来よう。
雷鳥!

2016/07/12

2016.7.10 渡良瀬川支流小中沢ヒライデ沢

メンバー:TU MW

晴れて暑くなりそうな日曜、涼を求めて沢に出かけることに。
この日一日を遊びに費やせるよう、期日前投票を済ませてから計画を立てる。今の気力体力に合わせて、まったりのんびり行程のヒライデ沢に決定。

国道122号 小中橋から折場橋へ向かうが、大滝手前で通行止めとの看板あり。一旦122号へ戻り、沢入から林道に入る。
ヒライデ沢を詰めたあと弓ノ手沢下降を計画していたため、下山地点の八子岩橋に自転車をデポする予定・・・が、しかし。
入渓点の折場橋から八子岩橋まで車で走ってみると結構な距離、しかもだいぶ下る。ということは下山してからチャリでこの坂、登るのー?
「それは嫌。」両者一致であっけなくヒライデ沢遡行→登山道利用で小丸山を経て折場登山口に下山、というスタンダードルートに変更。

折場橋から堰堤を3つ、右岸から巻いて沢に下りる。4つ目の堰堤は小さく、簡単に巻ける。
入渓までのアプローチほぼゼロ。

すぐに、小さいながらも見栄えのする2条滝が現れる。階段状に楽に登れる。


「あー気持ちいい」と、お散歩気分で小滝を越えミニゴルジュを進んだりしていると、なかなか立派な4m滝。


 水流右から難なく登れそう、と思ったけれど、めぼしい左手ホールドがなかったのでやめ。左側から簡単に巻ける。


一枚岩だけど、ごつごつざらざらなので滑る心配もなく快適に水流際を登れる。釜の深さは、水量が少ないであろう今回、深いところで大腿から股くらい。



 沢の中盤まで、ヒタヒタナメ歩きが楽しめるところがちょいちょい出てくる。渓は深くなく、両岸の尾根は近いところにあるのでなんとも明るい雰囲気の沢。短いけれどナメ床のお散歩は「プチ天国」。


白ではなく、きれいなピンク色の葉になるのはミヤママタタビ。だそうな。



360°撮影に時間をかけるTUを待ち、ただひたすらにぼけーっとする。



沢床から見上げればすぐそこに稜線が見えるところも。
牛や馬でもいそうな、牧場のような風景。


沢の後半は、ゴーロの単調な渓相。ミソサザイの声と往来するカワガラス、苔やきのこに癒されながらゆるゆると歩く。


単調歩きがそろそろ飽きてきた頃、沢もだいぶ狭くなり笹で覆われてくる。
ゆるやかな登りで登山道に出られそうな所を選んで沢から抜ける。


笹の背も低く、藪こぎらしいこともほとんどせず登山道1650mあたりに出る。


下山はよく整備された登山道で。カマボコ型の避難小屋や、賽の河原を経て折場まで約1時間半。


誰もが書いているとおり、シカの数は相当。凛々しい顔で長いことこちらを見ていました。

せっかくだからと、下山後国道まで下り坂の林道数Kmを自転車で疾走するTU。車では追いつけないスピード・・・。

今回は特に難しいところも、危険なところもなく、ロープを出す機会はなし。
お手軽に避暑、帰り道に美味しいうどんと山椒ご飯。楽していいとこ取りして申し訳ないような山行でした。

2016/07/10

2016.7.10 茂倉岳~蓬峠周回

メンバー:KK
コース   :茂倉新道~茂倉岳~蓬峠~蓬新道
タイム   :魚野川橋車デポ5:00~茂倉岳避難小屋7:50~茂倉岳8:15~
      武能岳9:40~蓬峠10:25~デポ地点12:30

春から行事が続き、山行も1カ月以上ご無沙汰であった。来週は東京で結婚式、その次週はOB会。その次は集落の道普請。う~ん、夏が終わりそうだ。

3時家を出発。雨。だが、今日は徐々に天候は回復して、新潟は晴れることになっている。その時間が問題だ。茂倉新道へ渡る橋のたもとに車をデポする。いきなり合羽だ。登山道は霧に覆われ、一人旅の寂しさを増幅する。矢場ノ頭に着くも、辺りは真っ白。だが、花々が段々増えてきた。白の世界にニッコウキスゲの黄色が鮮やかだ。

茂倉岳避難小屋は10年ぶりだが、外壁などに傷みが目立つ。厳しい気象条件がそうさせているのだろう。水場の水も以前は、もっと出ていたような気がするが、とよからはチョロチョロしか出ていない。今年の寡雪の影響だろう。山頂までの登山道脇はお花街道。風は止み、ガスが上がって来た。山頂で待つこと暫し。おお!凄い、凄い。あっという間に絶景が広がって来た。

武能岳へは大きく下り、登り返す。一ノ倉岳が尾根を広げている。深く刻み込まれているの芝倉沢。来冬は久々に滑ろうか。白毛門から馬蹄形縦走をしている若者にたくさん会う。登山界は今若返っているのだ。武能岳からの蓬峠はまさに「峠」だ。いい景色である。

武能岳を下ったところで、新潟から来たおじさんと暫し山談義。おじさん曰く「このところ若者が多く谷川岳に押し寄せているので、我々中高年(俺もか)は谷川を遠慮しているのだ。」と。なるほど。蓬ヒュッテはスルーしてどんどん下る。標高が下るにつれ気温が上がる。杉林を過ぎればやっとデポ地点。8時間弱の山行。まだまだやれるか。ようし!それじゃ「こしじ」にいくか!







ブナの尾根
しっとり










花咲き乱れる













茂倉山頂
ガスが上がり、絶景
万太郎山方面













茂倉岳避難小屋












茂倉谷
来年は滑りたい!












武能岳の雄姿











一ノ倉岳と茂倉岳
芝倉沢 これも滑ろう!










お花畑















蓬峠 全景












縦走路を行く若者達












ニッコウキスゲと蓬ヒュッテ
















シシゴヤノ頭












麓から茂倉岳










本日の限定麺
冷やし中華
さっぱりと美味

2016/07/02

2016.7.1 稲包山

メンバー:KK TN MN
コース:旧三国スキー場~三坂峠~稲包山

梅雨真っ盛り。天気予報は連日雨/曇。その隙間を狙って、例年作業を委託されている稲包山へ刈払いに行ってきた。予報は晴。だが、上越国境の天気は当てにならない。数年来快晴ということはまるでない。今日はどうなるだろうか。

朝3時起床。星空である。山スキーの時はもう登り始めている時間である。今年の冬は、雪がたくさん降るだろうか。4時職場出発。黒い雲が垂れ込めている。旧三国スキーに着いた時には青空も広がり、一安心。まずは丸木橋まで飛ばし、いよいよ作業開始。昨年は適期を逃し、苦しい作業であったが、今回は前回の轍を踏むまえと時期を早めた。

谷川名物の笹の成長は早く、まごまごしていると硬くなり、作業は困難を極めるのである。時期を早めたといっても笹は成長し、繁茂していた。稜線に上がり周りの景色が見えだすと、平標山~仙ノ倉山など見慣れた風景が体を癒やす。蒸し暑さはなく、爽やかな風が吹いている。

西稲包山、小稲包山と順調だ。去年より2時間くらい早い。目指す本峰も指呼の距離。一旦下って登り返せば新道分岐。右に折れれば山頂である。怪しげな雲が迫ってきた。日陰で昼食を食べ、午後の部に突入。この午後の部の進み具合が、次回の三国峠からの作業に大きく影響する。刈り始めて20分。ポツポツと大粒の雨。帰りの渡渉が心配で、今日はこれでお終い。

帰り支度をして下り始めると青空がまた広がった。残念。次は三国峠から。晴れてもらいたいものだ。






国道353号線
今年も始まる











旧丸木橋
きれいな流れ











刈払い開始
私は後ろから片付けと歩荷











小稲包山から稲包山










ブナの中を進む












稲包山
この次の稜線を眼下に












帰路
作業した後がくっきり











奇塔