2016/01/30

2016.1.30 阿寺山山スキー

メンバー:TU MW KK
コース   :ジャバミ沢左岸尾根
タイム   :広堀7:30~尾根取付8:15~山頂11:55~広堀13:50

先日の清津Zさんの山行に刺激を受け、除雪後に山に向かった。埼玉からUとWさん。毎週ご苦労様です。湿った雪が降る中広堀に到着。登山者は我々だけみたいだ。

いつも思うことだが、あんな尾根を登りきれるものかと。林道ラッセルは踝の上くらい。重い雪が足にまとわりつく。越後の雪ですなあ。尾根は漸く藪が隠れ気味で、進行方向も白いところが目立つようになっている。木の枝を握りながらの登りも、かなり慣れてきた。藪も悪いものじゃない、という境地に入ったか。雲の切れ間に高倉山が姿を現す。

細尾根を登り切れば、3段斜面の一段目。ここは余裕で過ぎる。二段目。急斜面である。このところ続いた暖かい陽の上に新雪。典型的な表層雪崩が起きる条件が整っている。斜面をトラバースすると足元が雪崩れる。30cmくらい上部が板状に流れていった。緩い斜面を選びつつ標高を上げる。昨年の悪夢が甦った。何とか二段目をクリアーし、三段目に。気持ちの良いブナの斜面を行く。

登り切ると傾斜は緩くなるが、辺りは乳白色になってしまった。GPSに導かれて山頂に到着。空高く太陽がボーと光っている。ガスの切れ間に八海山が見えた。しかし、間もなくまた白一色になってしまう。晴れ間を待つが、ガスは上がらず、下山することにする。斜面のデコボコが分らずこけてしまった。重い雪ながら、滑りは充分楽しめた。幅の広い新調したスキーは負けることなく浮きまくる。

雪崩れる雪を凌いで、いよいよ藪滑降。今期はかなり経験?を積んだので、あまり苦にすることなく滑ることができた。傾斜もそこそこなのでストップすることなく、隧道入口に到着。後は林道をノンストップで車横付け。今日も無事下山することができた。





今年もやってきました
やっと藪も埋まり気味











尾根の始まりは気持ちのよいブナの中












細尾根もスキーで登ることができるようになる












晴れて来たのだが、直ぐにガスがかかる













高倉山












いや、いや随分登って来た












見ずらいが、背後に入道岳












楽しい!











今日も試練である















最後のおまけ














本日の限定麺
かつおだし豚バラ背油塩ラーメン











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2016/01/23

2016.1.23 巻機山山スキー

メンバー:TU KK
コース   :井戸尾根
タイム  :雲天前駐車4:30~5合目ブナ林7:00~ニセ巻機山9:40~巻機山10:35~
               国道13:10

今日も来てしまった。前週に引き続き、再訪である。当初、阿寺山に行こうと計画したが、TUの「阿寺は藪です。駄目でしょう」と言われ、誘われるままに巻機山に行ってきた。寒波、寒波と騒がれたわりに降雪は少なく、清水で50cm増しといったところである。

暗闇をラッセルし、桜坂へ。積雪が1.5mであった。前回は、つぼ足のトレースにしたがって登ったため、非常に歩きづらかった。今回は新雪に自分たちのトレースを延ばすことができたので、なんとか5合目のブナ林までスキーで登り切った。幻想的な風景に心が癒される。ラッセルは概ね脛から膝。空がどんどん明るくなってくる。気分も当然上がる一方だ。

6合目に着けば、天狗岩と黒岩峰の稜線がうっすらと見え始めてきた。振り向けば谷川、苗場方面も姿を現した。積雪が少ないため、まだまだ雑木は隠れていない。7合目に到着した時には、辺りはすっかり晴れ渡り、来て良かったと思った。8合目への急坂には程良く雪が付いていて、一気に登ることができた。重くなってきた足をだまし、だまし前に出し続ける。

避難小屋は一部埋まり始めているものの、この時期まだ雪に埋まっていない小屋が信じられない。稜線に出ると風が強い。越後三山が霞んで見える。そそくさとシールを剥ぎ、下山開始。斜面の凹凸がはっきりせず、ヨロヨロとしか滑ることができない。小屋から登り返し、いよいよニセ巻からの大滑降だ。下方にはギャラリーが数名。みじめな姿は見せられない。

雪は滑りやすく、止まるのももどかしく、7合目まであっという間に滑り落ちていった。快感である。ブナ林のツリーランを楽しみ、最難関の井戸尾根の下りである。この数回の経験からへたに空いているところには向かわず、登山道を忠実に辿った方が藪地獄には有効な手段なのである。TUの豪快な沈没を笑っていたら、自分も木に引っ掛かってひっくり返ってしまった。あとはトレースにしたがって車のドア―に到着。今日も良い山行ができた。そして、いつものこしじにGoだ。





5合目の登り
ザ!巻機!











6合目上の風景
気持ちいい











さあ、もう少しだ
8合目に向かう












ガスが上がり、谷川方面の峰が姿を現す











小屋はこの通り













小屋を過ぎ、山頂へ
稜線は風が強そうだ













ニセ巻からお楽しみが始まる










これぞ山スキー












一気に7合目に











下山時ついに天狗岩の雄姿が













快適ツリーラン












撃沈
今日も試練の一日であった










今日の限定麺
ニンニク肉麺
美味







 
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2016/01/18

2016.1.17 八海山山スキー

メンバー:IH TU MK(清津) MW KK
コース   :ロープウェイ~女人堂~薬師岳
タイム   :山頂駅8:45~女人堂10:30~薬師岳11:45~山頂駅13:50

林道をガサゴソとラッセルしている場合ではない。「みちぐさ」の皆さんの正月山行を見て、我々もパウダーを求めて八海山に向かった。

ロープウェイ始発は8時30分。ゆっくりと十日町を出た。窓口で計画書を提出。このところのバックカントリーの事故が続いているので当然だろう。ゴンドラは一気に標高を上げ、あっという間に1,000m地点まで来てしまった。八海山の山スキーは、20年ぶり以上だ。記憶は、すっかり地平線の彼方にすっ飛んでいる。

トレースはなく、この時を待っていたTUがガンガンラッセルをしていく。我々は、ただ後をついていくだけだ。アップダウンを繰り返すと稜線の向こうに女人堂が見えた。やる気が出る。そして最大の難関「胎内くぐり」にさしかかる。雪は締まらず、ずるずると後ずさりしてしまう。安易に掴んだ枝が折れ、一回転してしまった。最後の5mは上がり切ることができず、板を担いでしまう。2段目の急坂は何とか板のまま登った。

女人堂に着く頃、天候は徐々に回復し始め、青空がのぞき始める。薬師岳の下、素晴らしいバーンが広がっていた。気持ちは高ぶり、帰りの滑りが楽しみになる。上部はやや風に吹かれてクラスト気味だが、なんとか凌いで薬師岳山頂に到着。周りのガスはどんどん上がり、千本檜小屋が真っ白になりながら建っている。その背後には八ツ峰厳冬期の装いである。風はなく、穏やか。もう少しすればマキクラノツルネから続く駒ケ岳が姿を現しそうだった。

十分景色を堪能して、いよいよ滑降に入る。上部のバーンを過ぎれば、後は新雪の深雪フカフカバーンへ。歓声を上げながら滑り落ちる。「3倍位上手くなったようだ」と言わしめる快適な滑りだった。余韻に浸りながらも、下山の時間は迫り別れを告げる。下り切り、シールを張り直してロープウェイへ。スキー場をヘロヘロになりながら車に着いた。






雪を着けた木々の間を快適に進む
女人堂も見え、気持ちは高ぶる











胎内くぐりの登り
足元が定まらない











難関を乗り切る












薬師岳山頂
今日はピークを踏めた










厳冬期の八海山












美しい雪稜がガスの切れ間から姿を現した













歓喜の滑り












いや~素晴らし
大満足である











シールを貼り直して












駒ケ岳にさよならを告げる
 
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