メンバー:KK(単独)
コース :駒の湯登山口~銀の道~明神峠~小倉山~小倉尾根
タイム :一合目坂本宿7:25~明神峠9:30~道行山10:15~小倉山11:00
~登山口12:55
先日の寒さで三山に雪が降ったらしい。集落の収穫祭をさぼって、初めて歩く銀の道に向かった。銀の道は、駒ヶ岳周辺で採れた銀を江戸に運ぶために作られた道で、かつて多くの人が銀を背負いこの峠道を越えていった歴史深い古道である。
モチベーションを切らしてはならじと、布団を跳ね上げ駒の湯へ。折立から見る駒ヶ岳上空には青空がのぞく。駐車場には2台。少し林道を歩くと1合目の坂本宿。始めこそ急登に藪が混じっていたが、徐々に歩きやすい良く踏まれた「道」になってくる。ブナ林の中の九十九折れから白く着飾った駒ヶ岳が見える。木々は葉を落し、冬が近いことを感じる。
時間の経つのを忘れるように歩いていくと、大明神へ到着。小屋の中で休憩。繁栄した当時を偲んでみた。登山者は誰もいなく、とても静かである。アップダウンを繰り返して道行山へ。眼下に銀山平、その向こうに荒沢岳、左に日向倉山、未丈ケ岳。荒沢岳は前嵓から上が白くなっていた。駒の上空と中ノ岳方面は動きの速い雲に覆われている。登山道脇に雪が見え始め、右に折れると小倉山山頂。駒ヶ岳が大きく迫ってきた。
小倉尾根の急坂を、雪に足を取られながら下る。道行沢の向こうに、登った銀の道の尾根が稜線に続いている。よく整備された小倉尾根登山道には、まだ葉を落さないブナが、秋の日を浴びて輝いている。沢の音が大きくなる頃、吊橋に到着。晩秋の山歩きを楽しんだ一日だった。
坂本宿
ここからスタート
銀の道から駒ヶ岳がくっきり
枝折峠に向かう国道
古道は良く踏まれている
大明神に到着
古を偲ぶ
道行山から振り返る
小倉山山頂
冬近し
厳冬期に挑戦は無理か
荒沢岳
でかい!
小倉尾根の登山道
綺麗でした
かつての村人はこの尾根を辿っていたのだろう
道行沢に架かる吊橋
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