2015/11/25

2015.11.22 小松原湿原(歩荷訓練)

メンバー:SI KK
コース   :グリーンピア
タイム   :6:40発~7:55下ノ代~8:45中ノ代~9:10上ノ代~9:25避難小屋

暖かい。異常に暖かい。このまま冬が来ないのではないか、と心配。新調した道具の出番はいつになるだろうか。

この春、小松原に泊りで出かけ、あまりの快適さに来年も行こうということになり、夜の楽しみのために水類を歩荷しに行ってきた。寒くもなく、風もなく、穏やかな一日になった。落葉樹の葉は全て落ち、踏みしめる足元の葉だけがカサコソと音を立てる。

下ノ代から中ノ代、上ノ代へ。葉が茂る季節には姿を見せない風景が、木々の間から垣間見える。さらに黒倉山、小松山、日蔭山。来春またあの山稜を滑りたい。小屋に着く。綺麗に片付いた室内で昼食。腕に覚えのある?SIの料理は、煮込みうどん。ひじき入りのおにぎりも旨かった。歩荷品もちょっと1本いただく。これも実においしかった。

ゆっくりと時間を過ごして下山。天気は、相変わらず風もなく暖か。うつらうつらするように足を運び、明るいブナの林を抜けて行った。冬が来る前の穏やかな一日になった。






のんびり林の中を歩く














下ノ代










中ノ代













上ノ代の淵から中ノ代が見えた












上ノ代












池塘も少し寂しげ












小春日和の中避難小屋に到着












煮込みうどんとモルツ












黒倉山連山












もうすぐ冬だ

2015/11/07

2015.11.3 焼岳

メンバー:SH ST HT S江 CH TT TH MK(ゲスト)

コースタイム:7:00焼岳登山口着  7:20登山開始  山頂着10:25  11:15下山開始   13:40登山口着

昨年登った会員から焼岳の眺望の良さとその割りにコースタイムがさほどかからないことから『一度は訪れてほしい山』ということで今回の会山行となった。親子会員、夫婦会員ほか、同じ労山仲間のゲストMKさんも加わって総勢8名のにぎやかなパーティーとなった。

登山口到着までに積雪がないか心配したが、雪はまったくなかった。天候は苦にならないほどのごく弱い雨。少し登ると笹に雪がうっすら被っていて登山道もしだいに数センチの雪に覆われているようになった。針葉樹林と笹に雪が積もって静かで初冬らしい雰囲気になる 。

天候は回復に向かっているはずなのだが、樹林帯を抜けてゴロゴロした岩場に来てもたまに薄日は差すものの依然としてガスっている。風がほとんどなく、積雪があるお陰か登山道は歩きやすい。

稜線に出るとすぐ近くに火山ガスが白煙とともに岩の割れ目からモクモクと吹き出し、すぐそばの大きな岩が黄緑色に染まっている光景を目にする。登山道がその噴煙のすぐ下を行くようになっていて気分のいいものではない。岩場を右にトラバースして再度、稜線に出るとぽっかりとガスの切れ間に白く輝く明神岳がお出迎えしていた。一同「おぉ!すごい!」「きれい!」を連発。天候が早朝より回復してきて日も射し始め、もしかしたら・・・と期待する。

ほどなくして山頂に到着。記念撮影のあとは行動食を口にしながらガスの切れ間に見える白銀の西穂独標、丸山あたりの山々や霞沢岳方面などに見入る。直下には上高地、時折見える新穂高温泉方面の茶色と緑の山々も見え、晩秋の麓と初冬を迎えた穂高連峰の山々の風景がとてもよかった。ガスが切れてくるかと頑張って山頂に45分ほどいたが、ガスは切れそうになく、やむなく下山開始。下山途中は青空も見えて稜線がすっきり見えた。下山中はよりわいわいとたわいもない話に花が咲き、大勢で行く楽しさを満喫した登山でもあった。

落ち葉の積もる晩秋の登山道を行く

周囲が雪景色に変わる

雪に覆われた岩場を行く

噴煙の下を行きます

ここを登ったらなんと山頂でした



上高地周辺

池に下りた元気な若者たち

ここは2,300メートル地点

噴煙が上部に見えています

2015/11/02

2015.11.1 越後駒ヶ岳銀の道

メンバー:KK(単独)
コース   :駒の湯登山口~銀の道~明神峠~小倉山~小倉尾根
タイム   :一合目坂本宿7:25~明神峠9:30~道行山10:15~小倉山11:00
      ~登山口12:55

先日の寒さで三山に雪が降ったらしい。集落の収穫祭をさぼって、初めて歩く銀の道に向かった。銀の道は、駒ヶ岳周辺で採れた銀を江戸に運ぶために作られた道で、かつて多くの人が銀を背負いこの峠道を越えていった歴史深い古道である。

モチベーションを切らしてはならじと、布団を跳ね上げ駒の湯へ。折立から見る駒ヶ岳上空には青空がのぞく。駐車場には2台。少し林道を歩くと1合目の坂本宿。始めこそ急登に藪が混じっていたが、徐々に歩きやすい良く踏まれた「道」になってくる。ブナ林の中の九十九折れから白く着飾った駒ヶ岳が見える。木々は葉を落し、冬が近いことを感じる。

時間の経つのを忘れるように歩いていくと、大明神へ到着。小屋の中で休憩。繁栄した当時を偲んでみた。登山者は誰もいなく、とても静かである。アップダウンを繰り返して道行山へ。眼下に銀山平、その向こうに荒沢岳、左に日向倉山、未丈ケ岳。荒沢岳は前嵓から上が白くなっていた。駒の上空と中ノ岳方面は動きの速い雲に覆われている。登山道脇に雪が見え始め、右に折れると小倉山山頂。駒ヶ岳が大きく迫ってきた。

小倉尾根の急坂を、雪に足を取られながら下る。道行沢の向こうに、登った銀の道の尾根が稜線に続いている。よく整備された小倉尾根登山道には、まだ葉を落さないブナが、秋の日を浴びて輝いている。沢の音が大きくなる頃、吊橋に到着。晩秋の山歩きを楽しんだ一日だった。







坂本宿
ここからスタート











銀の道から駒ヶ岳がくっきり











枝折峠に向かう国道













古道は良く踏まれている













大明神に到着
古を偲ぶ










道行山から振り返る












小倉山山頂
冬近し












厳冬期に挑戦は無理か











荒沢岳
でかい!










小倉尾根の登山道
綺麗でした












かつての村人はこの尾根を辿っていたのだろう












道行沢に架かる吊橋