2015/10/17

2015.10.11-12 甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳

メンバー :SH TH
コースタイム:11日(日) 11:00長衛小屋キャンプ場  12:00仙水峠  
13:40駒津峰手前で悪天候のため引き返す 15:00長衛小屋キャンプ場  
12日(月) 4:30起床  5:40キャンプ場発  7:00大滝ノ頭5合目 8:10小仙丈ケ岳  9:15山頂  10:10馬の背ヒュッテ 10:55 大滝ノ頭5合目 
11:45キャンプ場着  

三連休の真ん中、日曜日は雨の予報だったが、甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳登頂に向けて土曜日の夜に出発し、11時過ぎに登山口の仙流荘に到着。雨の予報のせいか、まだ駐車場の空きが結構あり、ほっとする。夜中に予報通り雨が降り出した。

11日早朝もやはり雨。まだ、この位なら今日は甲斐駒ケ岳山頂まで行けるかな、と考えていたが、北沢峠に着くと雷雨並みの雨。20分ほどバス停のテントの中で様子を見るが、小降りになる気配すらなし。長衛小屋キャンプ場でテントを張るのもずぶ濡れになりながらの作業となる。この雨ですっかり登山の意欲はなくなり、止まない雨の音を聞きながらシュラフに包まり、朝寝。

11時前になってようやく雨が上がり、行けるところまで様子を見に出発する。途中、あの雨の中、登山してきた人々に会い、感心してしまう。上部は吹雪や雪で強風だったそうだ。仙水峠では摩利支天が眼前に大きく見えていたが、その後は黒い雲に覆われてしまった。駒津峰まで行って北沢峠回りで下山、と考えていたが、稜線に出るや、すごい強風で体勢維持のため足が止まるようになり、駒津峰手前で引き返した。
夕食のカレーを食べて18時前には就寝。

12日。この日は前日の悪天が嘘のような雲ひとつない晴天。登り始めてまもなく、森林の向こうに白く輝く北岳が顔を覗かせていた。登山道は歩きやすく、快調に進む。

小仙丈ケ岳直下からは周囲の山並み、遠くに街並みも見え、眺望が開けてきた。ここからは昨日降った雪が数センチ残っていてきれいだ。登山道は滑りやすくなっているので、慎重に登る。
小仙丈ケ岳からは北岳の左に大きく富士山もお目見えし、目指す山頂方面もくっきり見えて気分がいい。
この先、アイゼンが必要になったらどうしようかと思ったが、心配無用であった。あまり休むことなく、歩いたせいか、予定したよりずいぶん早めに山頂に到着。三千メートルを越す山は、秋から冬へと変わりつつあり、風が冷たかった。記念写真等を撮って早々に仙丈小屋まで下る。ここからの下りでは雪はなく、馬の背ヒュッテから大滝ノ頭にトラバースして来た道を下山。思いもかけず、雪のある仙丈ケ岳に登ることができて感動の1日となった。
帰りのバスの窓からくっきりと甲斐駒ケ岳と鋸岳への稜線がよく見え、途中の紅葉も素晴らしく秋のいい1日を過ごせた。

 仙水峠へ向かう途中の紅葉
 仙水峠から見る摩利支天

栗沢山を見る

 北岳が顔を出している

 甲斐駒ケ岳

小仙丈ケ岳への登山道から下山で通る馬の背ヒュッテを見る


 うっすらと雪化粧した小仙丈ケ岳

 眼の前の山を越えれば、山頂は近い


 甲斐駒ケ岳の奥に八ケ岳

 山頂手前の稜線から真下の仙丈小屋

 山頂まであとひと登り、感動の時がもうすぐ訪れる

 山頂の看板の裏には氷が数センチ張り付いていた

 仙丈小屋付近から山頂方面を仰ぎ見る

仙丈小屋のベンチから見る甲斐駒ケ岳

下山途中から見るこの景色もきれいでした
泊まってみたい馬ノ背ヒュッテ

長衛小屋の後ろに白く輝いて「いるのは摩利支天



1 件のコメント:

  1. 念願かないましたね。真っ青な空がいいですね。遠い南アルプスですが、また訪れてみたいです。

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