2014/09/29

2014.9.28 蓬峠

メンバー:TH、KK、Wさん(ゲスト)
コース:土樽~蓬沢~蓬峠
タイム:林道6:00~蓬ヒュッテ8:30~林道11:00

秋の登山真っ盛りの中御岳山が爆発。自然の脅威を感じた。今日はWさんを招いて蓬峠に行ってきた。蓬峠は山スキーでよく訪れる近くてよいフィールドである。それに自分の集落と同じ名前で、一層親近感を覚えるのである。

全国の有名どころの岳は、人、人だろう。蓬峠も混んでいるだろうか。林道の車止めに着くと車が一台。早いせいか、それとも誰もいないのか。刈払いの済んだ登山道をおしゃべりしながら進む。東俣沢出合を過ぎ、紅葉が進むブナの林を登って行く。武能岳西尾根の上部は紅葉が始まっているようだ。九十九折れの道を進めば展望が開け、懐かしい景色が広がった。

水場を過ぎると峠は近い。シンボルカラーが落ちかけているヒュッテに到着。谷川方面から湯沢の街素晴らしい展望だ。ベンチでゆっくりコーヒーを飲んで下山。まだ9時。

土樽の駅で車を回収する。神奈川のさがみ山友会に所属していた方としばし談笑。さあ、今日は久しぶりの 「こしじ」 にレッツゴウ。美味しいラーメンを食べた後は名ケ山山荘に向かった。








仙ノ倉山北尾根
一昨年TUと毛渡沢周遊をした











国境稜線がすぐそこ













振り向くと足拍子の稜線
今年は辿りたい













小屋に到着
静かです










来冬巡ってみたい白毛門方面













これぞ谷川
笹が風になびいている













気持ちの良いブナの中を下山













何か月ぶりかのこしじ

2014/09/28

2014.9.21-23 魚野川

コース:野反湖-魚野川-小ゼン沢-登山道-野反湖
 
数年ぶりに訪れたが、ここも淵が埋まって浅くなっていた。かなりの大水の出た形跡をそこここに見て取れた。
上信国境の稜線は地味で静か。スキーで来て広々としたカモシカ平に泊まるのも良さそう。
 
登山道から岩菅山方面。
 
桂カマチ。


 
 
函。埋まっていて巻き道を使わずに行けた。


大ゼンを上から。ここもかなり埋まる。

黒沢出合ナマリ岩。
 
 
モグラ。
 
アマンダレ。
 
ムキタケ。
 
カギトリゼン。




イワスゴゼン。




スリバチゼン。
 
同。上から。

ヘリトリゼン。


 
 
 
 
 
 
庄九郎沢出合。
 
小ゼン沢の支沢を詰めて五三郎小屋。

登山道の大高山-高沢山間のカモシカ平。

2014/09/20

2014.9.13-15 恋ノ岐川

メンバー:SH、NY、MY、TU、AM(渋谷山の会ウルスカディ)

メジロアブも消えた頃だろうとNYさんたっての希望の恋ノ岐へ。今回もNYさんの仲間であるウルスカディの方との他会交流沢登り。とは言え、労山の山スキー交流会を通じてSHリーダーとAMさんは旧知の仲。恋ノ岐橋の手前で前夜泊。
 
【9/13】
左岸の踏み跡をたどり入渓。水は少なめ。以前より渓相が荒れている印象。やはり2011年の豪雨の影響か。
F1の2段10m滝も水量のせいか大人しめ。清水沢あたりから日が射し始め、快適な滑床を歩く。時折出てくる微妙な箇所ではSHさんのお助けひもが活躍。
のんびり歩きつつやがてオホコ沢出合。オホコ沢を下って翌日本流を詰めるという先行パーティーあり。当会は本流左岸を少し登った平地に幕営。周辺に流木はほとんどなかったが、なんとか一晩分の薪を確保。予報通りの小雨が来たので就寝。
 
 
地形図を確認。
 
 
リーダーはどこでもするする登っていく。
 
「上信越の谷105ルート」の表紙写真と比べると2段目の水流が変わって二条になっている(2009年に来た時も右側の水流はなかった)。


F1、2段10m。

 
清水沢出合の上流。ナメが続く。
 
 
ひとまたぎ半。
 
微妙なバランスでへつる。
 
お助けひもが随所で役立つ。
 
 
【9/14】
徐々に狭まる本流を進む。
ほとんどの滝を巻かずに進めるが、巻いた箇所のうちの1つでは笹薮が濃く下降に難儀。微妙なルート取りに誤ると笹藪腕力空中懸垂も。この日もお助けひもが大活躍。大滝では用心のためロープを出す。
忠実に本流を詰めようとするも、徐々に藪が濃くなる。池ノ岳直下の登山道に出るまで短距離ながら藪に消耗。夕方になって幕場に到着。どこも先行パーティーでいっぱいだったが、同じく恋ノ岐を詰めてきたというぶなの会の方の好意により2張り分のスペースを確保。
夜は快晴。やはり山頂付近は沢の中より空が広い。星空の眺めがいいのは結構だが、冷え込みもそれなり。
 
 
花崗岩が現れると独特のゴルジュ状をなす。
 
大滝上部より見下ろす。
 
源頭。この先に藪こぎが待つ。
 
池ノ岳への木道。
 
月が出る前の星空。
 
月が登ると玉子石が月光に浮かび上がる。


池ノ岳の分岐付近から平ガ岳。


月見玉子石(遠景)


月見玉子石(近景)
 
【9/15】
朝焼けとともに目覚める。平ガ岳山頂を往復。出発前に少々のアクシデントがあったが、AMさんの的確な判断とSHさんのアイディアで解決。登山道を黙々と下る。
下山途中、SHさんがこぼすには、長年愛用したチタンのカップをどこかで失くしてしまったとのこと。多分オホコ沢のテン場だろうというが、今からではさすがに遠く、泣く泣く下り続ける。そこへ隣町の山岳会、みちぐさ山の会のパーティーが追い付いてくる。1泊で本流を抜けて降りてきたところだとか。昨夜の泊まり場を聞くと、オホコ沢だと言う。かすかな希望の光を見出したSHさんが、カップを見なかったかと尋ねると、まさに完璧な返答が。テン場でチタンカップを拾ったので昨晩の宴会で使い、そのままザックに入れて来たとのこと。30数時間ぶりの再会。SHさんはこの邂逅に頬を紅潮させ、世界が内包する善意に感じ入った様子。
 
 
尾瀬方面へつながる稜線。この冬は鳩待からここをたどる。