2013/02/28

2013.2.28 桂山山スキー

メンバー:KK(単独)

タイム:田崎集落6:00~山頂9:40~田崎集落11:00


「桂山 875m」を知っていますか。高倉山~阿寺山~八海山へと続く尾根の最後尾に控える山です。地図を読む力がなく、上手くすれば滑る事が出来るのではないか。と思い出かけたが、すっかり越後藪山のドツボにはまった。

朝4時、外は雨が降っている。まあ仕方がない。6時くらいから晴れる予報だ。出発しよう。いきなりスキーを忘れ戻る。田崎集落に到着。さあ、どこから取りつこうか。初見なので尾根の末端からいこう。杉林を抜けるともう尾根に這い上がった。これは長くなりそうだ。

尾根上には背の低い灌木が行く手を阻み、さらに風でできた雪の瘤がさらに壁となっている。雪は前日の高温と雨のため物凄く重い。長い尾根では一向に高度が稼げない。カモシカの案内で先を見るが山頂はどこなんだろう。

620m付近で遂にスキーを脱ぐ。後は坪足。膝まで潜るラッセルだ。主稜線に抜ける最後の急壁は正に試練。もがきながら這い上がる。稜線に出ると八海山が光っている。山頂は更に右に曲がる。なだらかな尾根を進むと丸い山頂があった。久々に疲れた登りである。

写真を撮り、下山。滑るところはほとんどなく細尾根を下り、斜面を大きくトラバース気味に滑ると雪に埋まる水田に出た。見上げる桂山は春のような日差しを浴びて優しげだ。後は「こしじ限定麺:岩海苔塩ラーメン」を食べて帰路についた。








沢の一番奥が山頂
今日は右の尾根を辿った












ウ~ン遠いなあ













これが越後の藪だ











カモシカが先導する












坂戸山










最下部の黒々した杉林から登りはじめた
標高のわりに距離は長い











高倉山に続く尾根と八海山










高倉山と阿寺山
面白そうな雪稜












桂山山頂
展望抜群




2013/02/23

2013.2.23 大力山山スキー

メンバー:KK(単独)

タイム:宝泉寺10:00~大力山山頂11:50~宝泉寺12:10


毎週埼玉から来ていたUさん達が、仕事、家庭の事情で山行に参加出来ないでいる。よく来るなあと関心していたが、いざ来なくなるとなんだか寂しい気がする。待っていますよ!

早朝の除雪パトロールを終え、家でボーとしていた。これではいかん。山に行こう。午後の除雪があるので、近場の山「大力山」に向かう。前回の鳴倉山の沢向こう。ここもまた小出の人気の里山だ。

トレースなんかを期待したが、駐車場に車は無く、今日は俺一人か。雪は降りしきっているが、俺にはGPSがある。今日もピークを踏むぞ。宝泉寺の脇を抜けて尾根に入る。うっすらトレースの窪みが見える。多聞神社で安全登山を祈願し、ガスにかかる尾根をラッセル。

時々膝までのラッセルに苦しめられた。風は強く、風雪が顔をたたく。大地川からの尾根が合わされば山頂は近いのだろう。尾根の傾斜がなくなる。山頂はどこだ。だが我がGPSはちゃんと山頂を示さてくれた。視界の無い山頂を後に下山。滑りずらい斜面をずりずり落ちて行った。きっと気持ちの良い展望なのだろう。次回を期待し、なんとか麓に到着。そして慌ただしく午後の除雪に向かった。







宝泉寺脇から出発















時折麓が見えた











右奥が大力山なのだろうか











GPSは山頂を示した













重い深雪

2013/02/17

2013.2.17 鳴倉山山スキー

メンバー:SH、KK

タイム:尾根取付8:40~鳴倉山山頂10:50~干溝集落11:30


みちぐさ山の会のIさんの地元、鳴倉山に行って来た。小出の皆さんに愛されている里山の名山である。今朝も雪が降り、早朝除雪に出動後SHと待ち合わせて一路魚沼市へ。

干溝集落に着くも駐車場所を見つけられず、響きの森公園に駐車。高い雪の壁を乗り越えて尾根の末端に取り付く。降り続いた雪のためラッセルは膝まで。汗ばんだ頃尾根に上がる。ここから長い雪稜を行く。鳴倉山は標高こそ500mを少し越えた程度だが、その山頂は遥かだ。

多少のアップダウンを繰り返す。尾根の両側には小出、湯ノ谷の景色が広がる。沢の向こうの大力山(この山も地元に愛される名山)に多くの登山者が見える。風が強くなり、辺りは乳白色の世界へ。しかし、我々のルートはしっかりGPSに刻まれている。

危うい雪庇の張り出した尾根を越すと山頂だった。しっかりした山頂だ。決して500m余りの岳とは思えない。いいですね。雲が取れれば越後駒や下権現堂山も見えるのだろう。後ろ髪を引かれつつ下山に入る。雪は多少腐り気味だが、快適な斜面を落ちる。なかなか滑りごたえのある尾根にシュプールを描けばあっという間に集落の外れに。

国道に出て振り返ると青空に聳える鳴倉山。噂にたがわず素晴らしい山でした。帰路、小出病院近くの丸川屋でラーメンを食べ、満足の一日を終えた。








朝の風を受け稜線を行く













目指す鳴倉山












山頂着
GPSで確かめる











遥か続く里山の峰













辿った来た尾根











雪煙を上げて落ちていく部長











今期は調子の良いSH













いい尾根でした










立派な山です
真ん中の尾根を滑りました
麓からもシュプールが鮮明に









丸川屋さん
ラーメン中盛  550円
大満足!

2013/02/14

2013.2.14 東谷山山スキー

メンバー:KK(単独)

タイム:国道17号線脇6:00~二居峠からの尾根8:50~山頂9:20~国道脇10:20


シーズン中にはいろんなトラブルもあるが、今日は出だしからシールが剝れ敢え無く敗退かと思われた。ガムテープを貼るも直ぐに切れてしまった。何かないかなあと考えた挙句、救急用の包帯を巻いた。それで何とか山頂まで行けたが、シールの余り効かない登リは辛いものがあった。いつになってもシールには泣かされる。まあしかし、どうにか山頂まで行く事が出来たので良しとするか。

朝4時起床。まだまだ。除雪の時は2時半過ぎだ。BSの北アルプスの四季を見ながらお茶漬けを食べて出発(この時間帯にはよく山の番組をやっています)。今回は清津Zさんの山行を参考にした。大方の山スキーヤーは、貝掛温泉口に車を回しておいて二居から登るのが一般らしい。単独なのでそういかいない。その当時はなんの建物だったのだろうか、廃墟となった裏から入山。暗がりで気持ち悪い。

杉林の中をラッセル。この2,3日の降雪で膝位まで。沢を離れブナの尾根に取りつく。なんてことだ。テールからシールが剝れた。なんだか締まらない褌をぶら下げているようだなあ。徐々に大きくなるブナの間を縫ってやっとこさ二居からの尾根に合流。おお!平標山-仙ノ倉岳が眩しい。ここまでくれば山頂は近い。これくらいの積雪があれば、来月の山スキー交流会は大丈夫だろう。山頂からは先週の蓬峠もよく見える。何度来てもロケーションのいい山だ。

GPSが指し示す沢にいざ行かん!取りつきこそ急傾斜であるがそれほどでもない。パウダーではないが、気持ちのいい斜面を落ちていく。下流は灌木が多く、記録にあるように下まで快適ではなかった。尾根をトラバース気味に越えるとトレースに合流。

10時過ぎ出発。ちょうど「こしじ」開店時間にぴったり。今日の限定麺は豚ばらチャーシューメン。今日も満足の一日でした。









正面が東谷山
右の尾根を登り、真ん中の沢を滑る











よく見る例の廃墟です












杉林を抜けるとブナ林













二居峠からの尾根に合流
たおやかな風景です










平標山~仙ノ倉岳












日白山
積雪期でなければいけません
山頂からは絶景です










東谷山(ヒガシヤサン)山頂












山頂直下の斜面












シュプール見えますか

2013/02/08

2013.2.7 鍋倉山山スキー

MU単独

9:40 温井集落発
11:40 山頂
12:40 温井集落着

前日の蓬峠の後、長岡の元同僚達と飲み、小千谷の先輩宅に泊まらせてもらった。
せっかくの連休、スキー場と温泉かなあ、と思っていたけれど、KKさんに「7日の午前中は晴れる、行かなきゃもったいない」とそそのかされ、その気になり。
二日酔いがないことを確認して山に行くことを決める。

久しぶりに晴れた山。あっという間に汗だくになる。
















今日は巨木の谷ルートで山頂へ向かう。途中、山スキー/スプリットボードのお二人組に会う。
















何度も来ている鍋倉だけれど、一人だとやっぱり少し緊張する。
優しいブナに癒されながら2時間ほどで山頂に到着。
















愛着が湧いてきたリバート。
気温が高く、予想はしていたが腐れ雪で快適とはいえない下り。でも、天気のいい日にブナ林を散歩。幸せなひと時でした。

2013/02/06

2013.2.6 蓬峠山スキー

メンバー:KK、MU

タイム:土樽6:40~謙信ゆかりの道稜線10:20~土樽11:30


日曜日に埼玉から来たばかりのMUさん。暇にまかせて今日もお休みをいただき同行させてもらいました。好天を信じたが空はどんより。さすがに駐車車輛はない。

林道を進むと例年と変わらない状況だが、クロガネ沢の出合では沢が大きく口を開けている。蓬沢の本流も音をたてて流れる状況。この山域では遅い時期の山行は無理かもしれない。

今日は本流を詰め蓬峠1568m辺りに出るつもりであったが、所々深い落ち込みがあるので夏道の尾根に這い上がる。尾根は全体に雪が飛ばされ、雪面はクラストしている。視界は効くものの風が強い。鼻水が止まらない。大きなブナを越すと数年前泊まった平に出た。(TKさん、元気ですか。また一緒に山に登りたいです。)

歓喜を上げた一枚バーンには多くの灌木が雪に隠れずに残っている。氷化した斜面を登ると稜線に到着。凄い風だ。そして本日持ってきた 「GPS」 も稜線を示している。ありがとう。

下りは97%横滑り。ひたすらエッジを効かせて下降する。東俣沢出合に着くと今までの強風が嘘のように止む。ブナの脇で小休止。後はひたすら沢筋を下り車へ。

水曜日。大好きな「こしじ」は休業日。残念だが今日は十日町の「クマ」へ。隣の席の男性の注文した大盛り焼そばに度肝を抜かれ、店を出る。その後中里の先輩Kさんの事務所を訪問。毎週、毎週通ってくるUさん達。君たちの情熱はいったいどこから来るのですか?








蓬沢本流
こんなに雪が少ないのは何年振りか











東俣沢出合を過ぎたあたり
ここに落ちたら上がれない















尾根に這い上がる













シールの威力は絶大











なんてことだ!
一枚バーンがこのとおり











物凄い強風











ひたすらの横滑り











越後のブナはいつも我々を癒してくれます

2013/02/05

2013.2.3 阿寺山山スキー&スノーシュー

メンバー:KK SH TH M山さん TU MU

タイム:7:10 広堀除雪終了地点発  11:30 阿寺山山頂  
    13:10 広堀着


いつもの山スキーメンバーにスノーシューのTHさん、スキーを背負ってのM山さん。合わせて6名での阿寺山。最近、大人数での山行が増えて楽しい。

車4台での待ち合わせにも関わらず、集合場所手前で全台連なり到着。
なんという連帯感・協調性。さすがおだまき!

駐車スペースは少ないので2台は手前のチェーン脱着場に置いてくる。

前日は新潟でも雨…。
私にとって苦難の多い山行になることは容易に想像できた。

小雪の降る中7:10出発。
スキーではくるぶしくらいでもスノーシューだと脛くらいのラッセル。
板を担いでいる(そして後でのお楽しみも担いでいる)M山さんは股まで潜ることもしばしばな様子。

気持ちよさそうなバーンがいくつもあるが、今日の雪質では…。

急登になりスキー組がキックターンを繰り返す中、すいすい直登していくTHさん。













時々薄日が射すことも。
















標高1300mくらいから急斜面、ややクラスト状態でSH・MUはスキーを担いでつぼ足登高。G郎さんに「邪道」と一喝されそうだ。

そこを抜けたあたりでガスに包まれる。
下りに時間がかかるから、とTHさん先に折り返す。KK・SH・TU・MU、11:30山頂へ。
しかし展望は何もない。
GPSに頼りつつ滑降開始。
視界がほとんど無く、雪面も見えず…酔う。

スノーシューで登ってきたM山さんと合流し、「お楽しみ」をいただく(^^)
一人一本ずつのビールを担いでいてくれたとは!
















残念ながら、動画が投稿できずに滑降シーンが載せられませんが、みなさん悪雪をものともせずに滑っていく。
私は重い雪に足を取られながら七転八倒、命からがら降りてきた感じでした。

登りも下りも難儀した。あー辛かった!
なのに、「さて、次は?」

S部長、M山さん、TU、MUはこの後ゲレンデへ。
先生二人にテレマークの指導を受けるTU。
私も基本から教えてもらい、下山後も充実のスキー漬けの日。

もちろん、「こしじ」ははずせません(*´∀`)